がん超早期発見検査ガーダント360
血液中の腫瘍由来DNAより遺伝子の変異などを網羅的に解析し、
適応の高い抗がん剤など進行がんの性質を知る検査
ガーダント360とは
- 進行固形がん
- (ステージIII 、ステージIV)
一人ひとりに適したがんの治療選択のために
国内におけるがんの標準治療は、標準化された手順に従い患者様に有益と思われる薬剤を順番に投与する方法が用いられてきていました。
近年では遺伝子についての研究開発の進展により、各遺伝子の働きの解明や遺伝子検査の汎用化が進みました。がんは、遺伝子の異常により発生する病気ですが、遺伝子の異常の状態は患者様ごとに違います。その遺伝子を検査することにより、患者様それぞれのがん細胞の遺伝子にどのような異常が発生しているのかを明らかにすることができます。
また、がんの原因となる遺伝子異常をターゲットにして、その機能を制御しがんを抑え込んでいこうとする「分子標的薬」が次々と開発され、がんの化学療法における主たる治療となっております。これらの治療は、患者様それぞれの遺伝子の異常を把握することで、どの薬剤を選択するか画一的ではなく個別化された最適な治療検討が可能となります。
ガーダント360(Guardant360®)は、治療の前にまず遺伝子を検査してそれに対応する治療を考えていこうとするプレシジョンメディシン(Precision Medicine)の考えに基づいた遺伝子パネル検査です。
リキッドバイオプシー
リキッドバイオプシーは血液による生検と言われます。従来、がんの場合にその組織の性質を知るための検査(生検)は、腫瘍組織を取り出して、これを直接検査することで行われていました。ガーダント360(Guardant360®)は、腫瘍組織に依ることなくがん患者様の血液中から循環腫瘍DNA(ctDNA)を検出し、がんに関連した74遺伝子を調べます。
この検査でわかること
1、検査対象遺伝子の変異について
2、適応が検討できる薬の情報(免疫チェックポイント阻害薬を含む)
3、治験情報 臨床試験の情報(⽇本を含む)
※本検査費用のお支払いには、「自由診療保険メディコム」(セコム損害保険株式会社)を利用する事ができます。メディコムにご加入の方は、セコム損害保険株式会社に連絡を入れ、当院でこの検査を受ける事を伝えて下さい。
こんな方におすすめ
- 自分のがんにあった治療方法を知りたい
- 腫瘍検体はないが自分のがん細胞の性質を知りたい
- 遺伝性腫瘍のリスクを知りたい
ガーダント360にあたって
ガーダント360は、がんの確定診断を目的とするものではありません。 画像検査など他の検査と併せて利用するようにしてください。
ガーダント360の流れ
お電話によるカウンセリング
問診票などの記入
検査について必要な問診票などをご記入ください。
カウンセリング
問診票に基づき医師が検査内容についてご説明します。
ご理解の上、必要に応じ同意書にご署名ください。
検査
個室に移動し採血(約5.0cc)を行います。
検査結果の説明
ご予約の上再来院ください。
検査内容について、医師がご説明します。
検査結果の郵送も可能です。