がん超早期発見検査CTC(血中循環がん細胞)検査
血中循環がん細胞(CTC)を検出し培養後、薬剤耐性などを分析して
適応の高い抗がん剤や天然成分、サプリまで薬剤耐性を幅広く検査
CTC(血中循環がん細胞)検査とは
- がん全般
- (CTC、CSC)
血液中に遊離して流れているがん細胞のことを、循環がん細胞(CTC)・循環がん幹細胞(CSC)と言います。採血を行い、そこから特別な方法でCTCやCSCを取り出すことができます。そこからがんのリスクを調べたり、がん治療に活かしていくための情報を得ることができる検査です。
メカニズム
がん細胞は長い期間を経て、分裂を繰り返し1〜1.5mm程度の大きさに成長すると、成長のために栄養や酸素がさらに必要となり血管内へ浸潤していきます。血管への浸潤が進むと、がん細胞は血液中を循環し、離れた臓器に定着していきます。この状況を転移と言います。
また、治療によって目に見える固形がんは無くなったように見えても、病巣の周辺に目に見えないがん細胞が残っていたり、血液中に遊離したがん細胞が残っていたりします。この場合、これらのがん細胞は、時間が経過すると成長し再び目に見える腫瘍となって現れてきます。この状況を再発と言います。
CTC検査では、血液中からCTCおよびCSCを検出することで、画像では見つけることのできないがんを見つけることが可能です。また、CTCを抽出しこれを培養することで、実際のCTCに対して薬剤耐性の検査やこの性質を知るための検査を行うことができます。これにより様々な薬剤、サプリメント、天然物質に至るまで実際に自分のがんに対して効果があるのかを調べることができます。
これらの結果を知ることで転移・再発のリスクを知ったり、治療の効果を把握したり、今後の治療に役立つ情報を得たりすることができます。薬剤耐性検査等は、CTCが検出された方のみが対象となり、CTCが実際に検出されなかった方は対象となりません。
【検査でわかること】
超早期発見
一般的な画像診断では発見が難しい超早期の段階でがん細胞を見つけ治療に繋げます。
がんの進行度の確認
CTCの数の測定により、がんの進行の度合いを把握することに役立ちます。
再発と転移の予防
がん治療中および治療後の再発や転移の状況を把握することで早期の予防に繋げます。
CTCが検出された場合、今後の治療や予防に対し重要な情報を得ることができます。
1、遺伝子解析
CTCの遺伝子を検査することで腫瘍の性質を知ることができます。
2、抗がん剤感受性
約50種類の抗がん剤に対する薬剤耐性を知ることができます。
3、分子標的剤感受性
44種類の分子標的薬についての薬剤適性を知ることができます。
4、天然成分感受性
最も効果が期待できる天然成分やサプリメント等を知ることができます。
こんな方におすすめ
- 現在受けているがん治療が自分に合っているのか知りたい
- 自分のがんに合った治療方法が知りたい
- がんの再発や転移を予防したい
検査にあたって
CTC(血中循環がん細胞)検査は、がんの確定診断を目的とするものではありません。
画像検査など他の検査と併せて利用するようにしてください。
検査の流れ
お電話によるカウンセリング
問診票などの記入
検査について必要な問診票などをご記入ください。
カウンセリング
問診票に基づき医師が検査内容についてご説明します。
ご理解の上、必要に応じ同意書にご署名ください。
検査
個室に移動し採血(約10cc)を行います。
検査結果の説明
ご予約の上再来院ください。
検査内容について、医師がご説明します。
検査結果の郵送も可能です。