東京月島クリニック[がん治療・生活習慣病予防・検査]

メールでのお問い合わせ電話0120-47-4770
TOP > がん先進治療 > がん複合免疫療法

がん先進治療がん複合免疫療法

がん免疫サイクルを正しく機能させることで
末期がん治療の可能性を大きく広げるオーダーメイド治療

がん複合免疫療法の特徴

「がん複合免疫療法」はがん患者さんの「がん免疫サイクル」の一連の流れが正しく機能する状態を様々な治療を組み合わせることで回復し、がんを封じ込めていく治療法です。患者さんによって免疫やがんの状態は異なりますので、一人一人に合わせて治療法を適切に組み合わせながら「がん免疫サイクル」の機能回復を目指します。

がん複合免疫療法の概要

「がん複合免疫療法」は「がん免疫サイクル」の一連の流れに沿って必要な治療をテーラーメイドで施し免疫の本来の力でがん細胞を封じ込めていきます。がん複合免疫療法とは、温熱治療、低用量抗ガン剤治療、水素ガス吸入療法、免疫チェックポイント阻害薬(オプシーボ)の4つの治療を組み合わせて「がん免疫サイクル」を正しく機能させることでがんを治療していく治療法です。

Step1 がん細胞の破壊
低用量の抗がん剤の投与

ここでの目的はがん細胞を意図的に破壊して、がんの抗原(目印)を停止させることです。使用するのはわずかの抗がん剤です。標準治療ではすべてのがん細胞を殺すことを目的として、人の体が耐えうる最大量の抗がん剤を使用しますが、ここでは抗原提示だけできればいいので標準量の3分の1から4分の1しか使いません。この程度の量であれば、副作用もほとんど見られません。免疫のダメージも抑えられ、逆に低用量ならば免疫が活性化されるという抗がん剤(例えば、パクリタキセル、ゲムシタビン、シスプラチン)についての論文が発表されています。

Step2 樹状細胞によるがん抗原の提示とキラーT細胞の教育
ヤーボイ(イピリムマブ)の投与

がんにしか発現していない目印を見つけられるように、樹状細胞がキラーT細胞を教育して活性化していくのですが、一方でそのバランスをとるように免疫抑制のブレーキもかかりやすくなります。必ず、私たちの体にはこのような活性と抑制の均衡が図られて健康を維持しよういう仕組みが働いています。
そのブレーキのもとになるのが、キラーT細胞に発現する「CTLA-4」という免疫抑制分子です。 この分子に、樹状細胞の表面にある「CD360 / 886」が結合すると、キラーT細胞は活性化されなくなります。
これを防ぐために「ヤーボイ(イピリムマブ)」を必要に応じて使用します。 ヤーボイは、キラーT細胞のCTLA-4と結合することで、免疫抑制のブレーキを外してくれます。

Step3 遊走とがん細胞への浸潤
温熱療法(オンコサーミア)

活性化したキラーT細胞は、血管内を流れながらがん組織を探してパトロールしていきます。がん細胞を見つけるとその組織に浸潤していきます。このステップで重要になるのが血流です。血流が良ければ、スムーズに免疫細胞が運ばれて行きます。
血流の促進に当院ではオンコサーミアという温熱治療器を使用します。オンコサーミアはラジオ波で、がん細胞が存在する体内の深部まで温めます。
体温が上がることで血流が促進されます。これでがん細胞の組織周辺でスムーズに免疫細胞が運ばれて行きます。また、38~40度は免疫が最も活性化する温度でありがん組織周辺免疫の働きを活性化します。
さらに、がん細胞は熱に弱い性質を持っており、がん組織の温度をオンコサーミアで42~43度に温度が上げることでその部分のがん細胞が特異的に死んでいきます。さらには、抗がん剤の効果を増幅してくれるという効果もわかっています。

Step4 認識と攻撃
水素吸入療法+オプシーボ

そしていよいよ、キラーT細胞ががん組織を認識してこれを攻撃しようとする時に重要になってくるポイントがあります。キラーT細のPD-1の発現を抑制してそもそものキラーT細胞の攻撃力を発揮できる状態にしておくことです。
そのために私たちは「水素吸入療法」を使用します。
がん細胞との絶え間のない戦いや、抗がん剤や放射線治療により疲弊したキラーT細胞は、そのエネルギー源とするミトコンドリアがダメージを負うことで機能不全に陥っています。こうなるとPD-1が出たまま引っ込まなくなり、がん細胞を攻撃できなくなってしまいます。
そこで水素を吸入することで、「悪玉活性酸素」を選択的に除去し、悪玉活性酸素によるミトコンドリアDNAの障害を防ぎ機能不全に陥ったミトコンドリアの働きを活性化したり、そもそものミトコンドリアの働きを助けエネルギー産生を高めたりします。ミトコンドリアが活性化し再び機能を取り戻したキラーT細胞は、PD-1の調節機能を取り戻し再びがんと闘える体制を整えます。

期待される効果

そのような活性化したキラーT細胞ががん組織に集まった状態で、オプシーボを投与すると、通常2~3割位しか効果が表れなかったオプシーボが非常に優れた効果を発揮します。
当院・特別外来を担当する・赤木純児医師は、水素吸入とオプシーボの併用療法を「水素ガス免疫療法」と名付け、この臨床での成果をイギリスの医学誌「Oncology Letters」に発表しています。

水素ガス免疫療法を行った人とそれ以外の治療を行った人の生存期間中央値(MST)は約3倍に伸び、約20%の人が5年生存を果たしています。

① ステージ4の肺がんに対しては、生存期間中央値(MST)は約5倍に伸び、約30%の人が5年生存を果たしています。
② ステージ4の大腸がんに対しては、生存期間中央値(MST)は約6倍に伸び、約30%の人が5年生存を果たしています。
③ ステージ4の乳がんに対しては、約70%の人が5年生存を果たしています。(生存者が多くMSTの測定ができない)
④ もっとも難しいがんといわれるステージ4の膵臓がんでさえ、生存期間中央値(MST)は約2.5倍に伸び、約20%の人が5年生存を果たしています。

他院で治療法がなく余命2~3ヶ月と宣告され、緩和ケアを勧められた患者様が、当治療によって1年、2年、3年と寿命を伸ばされています。

化学療法のみの患者様に比べて、生存期間が約3倍から5倍に延長しております。 多くの症例の大部分の患者様は、末期がん(ステージ4)の患者様であり、末期がん治療の可能性を大きく広げる治療法の一つです。

「がん複合免疫療法」特別外来の開設にあたって

免疫は人間に備わった自然治癒力であり、これを活性化することががん治療には重要です。ヒポクラテスが言っているように、我々医師はこの免疫力を立ち上げるお手伝いをしているだけです。我々の治療は最初の3ヶ月毎週みっちり治療を行います。免疫が立ち上がるのに、2-3ヶ月かかるからです。3ヶ月目に免疫が立ち上がったことが確認できれば、次の3ヶ月は2週間に1回の治療にします。これを3ヶ月続けて免疫が維持できているようであれば、次の3ヶ月は月1回の治療にします。このようにして、治療の回数を徐々に減らしていき、最期はこちらが何もしなくても免疫を維持できるようにしていきます。自分の身体を自分の免疫だけで守れるように育て上げます。これが、私の最終目標です。
私が現在、免疫を立ち上げるための最強の治療法と考えているのは、オプジーボ、ヤーボイ、低容量化学療法、ハイパーサーミア、光免疫療法、水素ガス、高濃度ビタミンC、サプリメント (CoQ10、タヒボ)による複合免疫療法です。この治療法をAKAGI Methodsと名付けています。この治療法により、ステージ4の患者さまの約7割が改善しており、これは驚くべき臨床結果だと考えます。私はこの福音を日本全国のガン難民の方々に広めることが自分の責務だと考え、今回東京の月島に拠点を設けることとなりました。宜しく御願い致します。

医療法人社団わかと会 東京月島クリニック
がん複合免疫療法・特別外来

医師・医学博士

赤木 純児

略  歴

1983年 宮崎医科大学(現・宮崎大学医学部)卒業
1983年 熊本大学医学部付属病院第二外科研修医
1984年 熊本市民病院麻醉科/外科研修医
1985年 熊本大学大学院医学研究科博士課程
1989年 同修了後、国立宫崎病院
1991年 熊本大学医学部付属病院第二外科
1992年 米国国立癌研究所リサーチフェロー
1995年 熊本大学医学部付属病院第二外科
1998年 玉名地域保健医療センター
2000年 国立病院機構熊本南病院
2010年 玉名地域保健医療センター院長
2020年 くまもと免疫統合医療クリニック院長(現)

所属学会・資格

日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本乳癌学会 認定医

理化学研究所 客員研究員

日本統合医療学会 理事
国際水素医科学研究会 理事長
日本統合医療学会 熊本県支部長
日本アロマセラピー学会 評議員

  • 日本初、腫瘍免疫の専門医が初めて書いた「水素ガス免疫療法」の解説書

  • ステージ4の患者さんを数多く救ってきた“赤木メソッド”と成功治療実績を示す!

  • 水素ガス免疫療法が末期がん患者を救うそのメカニズムを分かりやすく解説

  • 講演動画はこちら

適応

大腸がん 膵臓がん 食道がん 胃がん 肝がん 腎がん 胆道がん 肺がん 膀胱がん 前立腺がん 甲状腺がん メラノーマ 肺がん 乳がん 子宮体がん 子宮頸がん 卵巣がん 口腔がん 咽頭がんなどあらゆるがんに適応が可能ですが、患者様の状態によって適応が難しい場合がございます。まずは一度、お問い合わせください。

副作用について

・消化器症状(吐き気・嘔吐・下痢・便秘・食欲低下)
・肝障害・腎障害
・発熱
・アレルギー反応
・倦怠感
・脱毛
・骨髄抑制(白血球減少・血小板減少・貧血)
・口内炎
・その他の副作用
がんが縮小したり、進行が抑えられたり、なかには消失したケースもありますが、すべてのがんの根治に繋がるものではありません。

がん治療の流れ

患者様の症状により、変更がある場合もあります。

お電話によるカウンセリング

まずはお気軽にお電話ください。
電話番号 0120-232-255※電話相談無料

セカンドオピニオン外来

治療について医師よりご説明いたします。また、患者様の病状をお聞かせください。お一人おひとりに合った治療プランのご提案をさせていただきます。※診療情報提供書は、必須ではありませんが、直近の検査データなどありましたらご持参ください。

治療開始

患者様がご提案の治療をご希望された場合、治療プランに基づき治療を開始いたします。治療前にあらためて検査の必要がない場合は、セカンドオピニオンでご来院された当日から治療を開始することも可能です。

評価

治療開始後は、適宜画像検査や血液検査などから治療の評価をしていきます。※上記検査以外に、オプションとして遺伝子検査などをお受けいただくことも可能です。

料金はこちら
TOP