その他検査ロックスインデックス検査
動脈硬化の原因となる変性LDLとLOX-1の量により脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクがわかる
ロックスインデックス検査とは
日本人の死因1位はがん(悪性腫瘍)ですが、2位、3位は動脈硬化に起因する心疾患、脳血管障害であり、この2つを合わせ死因の全体の30%を占めます。また動脈硬化は、さまざまな病気や体調不良にも密接に関与しており、血管の老化ともいえる動脈硬化については、いつまでも若々しく健康に生活していくための最重要課題です。動脈硬化の原因物質・変性LDLと結合する血管壁の受容体LOX-1を血液で検査し、今後10年の脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを予測・評価します。
ロックスインデックス検査の特徴
一般的な血液検査では悪玉コレステロールと言われるLDLコレステロールがリスク指標として重要とされますが、実際には悪玉コレステロールが錆びついた状態となって、初めて動脈硬化が始まります。
事実として、心筋梗塞を起こした人のおよそ31%は悪玉コレステロールの値が標準値であったというデータもあります。通常の健康診断で行われる悪玉コレステロールの数値だけでは、リスクの判定が難しいと言えます。
他にも、動脈硬化の状態を調べる方法として、血圧脈波検査(CAVI)や、頚動脈超音波、冠動脈CT/MRI、眼底検査などの画像診断が用いられています。しかし、これらは動脈硬化の進行度を調べる検査になります。
ロックスインデックス検査は、より早く血管が動脈硬化しているか(酸化し始めの状態なのか)を知り将来的な脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを予測・評価するので自覚症状が全くなくても、先手を打って予防対策を打つことができます。
LDLコレステロールや画像診断などの検査に加え、ロックスインデックスを併せて行うことで現在の動脈硬化の状態だけではなく、将来的なリスクを知り生活習慣改善などの予防に繋げていくことができます。
こんな方におすすめ
- 肥満気味である
- 脂っこい食事や塩辛い食べ物をよく食べる
- 運動不足である
- お酒を飲む機会が多い
- いつもの健康診断だけでは不安だが時間がない
- タバコを吸っている、もしくは吸っていた
ロックスインデックス検査の流れ
問診票などの記入
検査について必要な問診票などをご記入ください。
カウンセリング
問診票に基づき医師が検査内容についてご説明します。
ご理解の上、必要に応じ同意書にご署名ください。
検査
個室に移動し採血(約5cc)を行います。
検査結果の説明
ご予約の上再来院ください。
検査内容について、医師がご説明します。
検査結果の郵送も可能です。