東京月島クリニック[がん治療・生活習慣病予防・検査]

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がん先進治療高濃度ビタミンC点滴

ビタミンCを高濃度に投与しがん細胞を破壊する
副作用の少ないがん治療

高濃度ビタミンC点滴

血液中に高濃度で投与されたビタミンCは、多量の過酸化水素を発生させます。正常細胞は、カタラーゼという酵素の働きにより、活性酸素を中和しダメージを受けることはありませんが、がん細胞の多くはカタラーゼを持たないため活性酸素により破壊されてしまいます。
これらは抗がん剤とは異なり、余分なビタミンCは速やかに尿中に排泄され、過剰なものが体内にて悪影響を及ぼすことはありません。
このため、摂取による重大な副作用が無く、化学療法や放射線治療の併用療法や代替療法として世界中で研究が進められてきています。

また、多量のビタミンCは、がん細胞の発生を予防する効果もあります。強力な抗酸化作用により、細胞の免疫機能を強化してくれます。さらに、インターフェロンの生成を促進し、胃がんの原因とされるニトロソアミンの生成を抑制します。
このような効果は血液中のビタミンCを高濃度にする必要があり、食事やサプリメントなどの経口摂取ではその効果を得ることは難しいことから、静脈に直接点滴することによって投与する方法が取られています。

■高濃度ビタミンC治療の歴史

ノーベル賞を2度受賞した米国のライナス・ポーリング(Linus Carl Pauling)博士は、ビタミンC研究に情熱を注ぎました。ビタミンCが感冒に効果があると発表した後大量のビタミンC投与は、がんに効果があることを発表しました。彼の死後も研究は続けられ、2005年に米国国立衛生研究所(NIH)、国立がん研究所、国立食品医薬品局の研究者により高濃度ビタミンCの抗がん作用に関する論文が「PNAS(アメリカ科学アカデミー紀要)」に発表されたことで、急速に世界中に高濃度ビタミンCの点滴投与によるがん治療およびその研究が広がっていきました。現在では米国、カナダ、デンマーク、日本などの大学病院や研究機関においてがん患者を対象にした臨床試験が行われるに至っています。

高濃度ビタミンC点滴の効能

  • 抗がん作用
    過酸化水素によるがん細胞への攻撃
  • がん予防作用
    がんの原因となる活性酸素の無毒化、ニトロソアミンの生成抑制、インターフェロンの産生促進
  • 免疫力の向上
    インターフェロンの産生促進、細菌やウイルスによる感染症の予防
  • 抗酸化作用
    活性酸素の無毒化、皮脂分泌の抑制による脂漏性皮膚炎の予防・改善
  • 美肌作用
    コラーゲンの産生促進、メラニンの生成抑制
  • その他の改善効果
    ストレス、慢性疲労、生活習慣病、糖尿病など

禁忌

G6PD異常症
当院では、事前にG6PD検査を実施しています。G6PD活性の低い方に高濃度のビタミンCを静脈投与すると、重症の急性溶血性貧血発作を起こすことがあります。
※日本人のG6PD異常症の頻度調査では0.1%ほどと諸外国に比べて低頻度と言われています。

リスク・副作用

まれに腎結石や尿路結石を発症する場合があります。
点滴終了後の数時間は、高血糖の数値が発生する可能性があります。

がん治療の流れ

患者様の症状により、変更がある場合もあります。

お電話によるカウンセリング

まずはお気軽にお電話ください。
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セカンドオピニオン外来

治療について医師よりご説明いたします。また、患者様の病状をお聞かせください。お一人おひとりに合った治療プランのご提案をさせていただきます。※診療情報提供書は、必須ではありませんが、直近の検査データなどありましたらご持参ください。

治療開始

患者様がご提案の治療をご希望された場合、治療プランに基づき治療を開始いたします。治療前にあらためて検査の必要がない場合は、セカンドオピニオンでご来院された当日から治療を開始することも可能です。

評価

治療開始後は、適宜画像検査や血液検査などから治療の評価をしていきます。※上記検査以外に、オプションとして遺伝子検査などをお受けいただくことも可能です。

料金はこちら
未承認医薬品等で
あることの明示、
入手経路等の明示
高濃度ビタミンC点滴に用いるビタミンC製剤は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものです。「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。日本では、未承認医療機器を、医師の責任において使用することができます。
国内の承認医薬品等の
有無の明示
高濃度ビタミンC点滴に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
諸外国における
安全性等に係る
情報の明示
当院ではMylan社製注射用ビタミンC製剤(50%アスコルビン酸、25g/50ml/vial)を使用しております。当製品は、輸入ビタミンC製剤の中で最もナトリウム量が少なく防腐剤が使用されていません。米国薬局方USP-1079条項に基づいた温度管理がされています。
・ 防腐剤無添加
・ Mylan社が品質を保証する製造物責任法(PL)法適用
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